水温と釣果の関係

  我々、巨鯉研究所では、得られた釣果データから様々な視点で分析・考察をしていますが、その一部を公表します。 

こちらは、水温と釣果をグラフ化したものです。


我々のメインフィールドである霞ヶ浦のものですが、霞ヶ浦は、平野部に位置し遠浅の地形のため、外気温とあまり「差」がないのが特徴です。


そのため、夏場では30度前後まで上昇し、冬場になると5度前後まで低下します。


肝心の釣果との関係を見てみると、15度~25度の間は満遍なく釣れています。


夏場では、水中の溶存酸素量が低下することを考慮し、風が当たり水通しの良い場所(相対的に水温の低い場所)を選んでいることが釣果に繋がっています。


冬場では、水温10度を切るあたりから、釣果が落ちてます。これは、遠浅な地形のため、水温低下で回游範囲が狭まり、ぶっこみの範囲(届く範囲)まで回游してこないためと考えます。


しかし、頻繁にトロール船が行き来するドッグなどでは、活性の高い個体が回游してくるため、釣果のある場合があります。


我々は、実積のある有名ポイント等にとらわれず、自然条件から場所を選んでることが多いです。


コイヘルペス問題やアメリカナマズの増殖に伴い、鯉釣りにとって水郷全体は厳しい環境となっておりますが、今後も、「霞ヶ浦攻略」に向け、日々の研究活動に取り組んでまいります。


Suzuki

MonsterCarpFishingAcademy

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